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ガンプラに電子ゲームをドッキング!? 本体の創意工夫が目立つ携帯ゲーム機の数々 書評「携帯型ゲーム機コンプリートガイド」

携帯型ゲ-ム機コンプリ-トガイド―あの日子供だった、すべてのゲームボーイ(少年)たちへ。
携帯型ゲーム機コンプリートガイド
編者:レトロゲーム愛好会
主婦の友インフォス情報社


前回記事「時代ごとのライバル機も勢揃い! 書評:家庭用ゲーム機コンプリートガイド」

先日は「家庭用ゲーム機コンプリートガイド」という据置型ゲームハードのコレクション本をレビューしました。本書は携帯ハード版にあたります(発売はこちらのほうが先)。


DS全盛になるまでは据置きハードが主役だったせいか、携帯ハードは据置きほど数が多くありません。ただ、それはGBやPSPといった大きなくくりで数えた場合です。

携帯ハードは一家に一台というより、一人に一台という性格を持つゲーム機ですから、1つのハードの中でマイナーチェンジやバージョンアップを繰り返したり*1、カラーバリエーションを増やすなどした結果、1つのハードの中でたくさんの種類の機体が登場するパターンが多いようですね。

*1 初代GB→GBポケット→GBカラーのように、大枠では1つのハードに数えられるものの、機能やデザインがより洗練された新機種を投入するパターンがGB以降確立された。

また、ハードの性能に限りがあったせいか、ハードのデザインやキー配置のほうに工夫を凝らしている例が多く見受けられます。例えば、バンダイから発売されたワンダースワンは方向キーが2つついています。

Wonder Swan ワンダースワン スケルトンブラック
ワンダースワン


これはワンダースワンが横持ち・縦持ちどちらでもプレイできるように対応したため、このようなデザインになっているのです。

ワンダースワンはあくまで一つの例ですが、このようにいろんな機能を機体に詰め込もうという努力の跡が見られるハードが多いのが携帯ゲーム機の特徴です。



本書でもハードの網羅っぷりは健在


前回記事ではゲームハードの網羅性を長所の一つとして挙げていましたが、先だって発売された本書でもそのコレクションぶりは引けをとりません。

GBやDS、PSPなどの主要ハードはもちろんのこと、



ゲームギア 本体 【ゲームギア】
「ゲームギア」や「ネオジオポケット」などのマイナーハードや、




tabletop.jpg

「テーブルトップ」など、ゲーム&ウォッチ〜FC初期と同時期のスーパーレトロなゲーム機、



ayashii.jpg

果ては海外製のアヤシイ機体までも紙面に踊らせたのは驚きです。おそらくどれだけ今までゲームハードについて博識であったとしても、本書の中を探せば必ず知らないハードが出てくるでしょう。

据置き版のほうでも思いましたが、一体どこからこんなにコレクション魂が溢れてくるのか、わたしのような凡ゲーマーには想像がつきません。


特に素晴らしかったのは、「家庭用ゲーム機コンプリートガイド」著者の山崎功さんの所持するゲーム&ウォッチコレクション。

シルバー、ゴールド、ワイドスクリーン、マルチスクリーンなど、発売時期によってデザインが異なります。しかもこの頃はまだカセット交換式ではなかったので、タイトルの数だけ種類があります。数えてみると50くらいありました(リメイク・移植含む)。

中には海外のみ発売されたタイトルもありますので、ただでさえ現在ではプレミア化しているであろうゲーム&ウォッチをコレクションするのに費やした労力と時間と費用は想像を絶することでしょう。それを紙媒体にして安価で公開してくれる懐の深さには頭が下がります。


ソフトカタログとしても使える


catalog.jpg

据置き版のソフト紹介は網羅性を重視した結果なのか、作品数や文字が詰め詰めで読みづらく感じました。しかし、本書では有名・無名に限らずそのハードの良作だけを絞って紹介されており、1ページに2〜3作品程度の紙面が割り当てられています。

「アメリカ横断ウルトラクイズ」など当時の時代を反映したソフトや「ネメシス2」「サーガイア」など元々がアーケードのSTG*2で移植に苦労したであろうソフト、「X(エックス)」など乏しいハード性能の中でワイヤーフレームを用いた3D描写に挑戦したソフトなどが紹介されており、アイデアを駆使しておもしろいゲームに仕上げようという意気込みが画面から伝わってくるようです。

*2 ネメシスはグラディウス(コナミ)の海外名。サーガイアはダライアス(タイトー)の海外名。

3DSやWii Uでも昔の携帯ゲームが遊べてしまう時代ですので、この本に載っているタイトルが参考になるかと思います。配信されてないものも多いのが残念ですが。

個人的におもしろそうだと思ったのは、GBの「リトルマスター 〜ライクバーンの伝説〜(1991年・徳間書店インターメディア)、GBAの「マジカルバケーション(2001年・任天堂)」、ゲームギアの「ドラゴンクリスタル〜ツラニの迷宮〜(1990年・セガ)」でしょうか。


デザインと機能に工夫を凝らす携帯ハードたち


冒頭でもワンダースワンを例にとって触れましたが、携帯ハードにはキー配置やボタンの数、機体表面のデザインなどが凝っているものが多いです。

例えば、ゲームポケコン(1985年・エポック社)は、携帯ゲーム機で初めてカセット交換式の形態を導入したのが革新的でした。

また、最近ではインターネットの普及により、ゲーム以外の機能をハードに持たせるのも当たり前になりました。海外製の携帯ハードにもPSPのようなマルチメディア化を意識しているものがありますね。


携帯ハードの進化が目に見えてわかるのはGBA(2001年)以降だと思われますが、それ以前に異彩を放っていたのが、セガがゲームボーイに放った刺客「ゲームギア(1990年)」。

なんとこのハード、1990年当時にしてカラー画面を搭載し、さらには周辺機器のテレビチューナーを装着することによってゲームギアでテレビを見ることもできたのです!

GBがカラー化したのは1998年、DSやPSPでも周辺機器を使ってTVを視聴出来ましたがそれは2000年代後半のこと。21世紀に突入する10年も前にここまで革新的な機能を持たせていたのは他に例がありません。

また、スペック的にはGBの一回りも二回りも凌駕しているほか、「ようへいくんは白黒なんだって?つまんないね」という挑発的なCMも印象深く、当時ネットがあったらハード論争が3DS対NGP(VITAでないのが重要)以上に泥沼化していたことは想像にかたくありません。前回記事でも言いましたが、やはり当時のセガは未来に生きていました。

ゲームギアのCM。その後の情勢を考えると体を張ったギャグにも思える。ネオジオポケットカラーのCM(I'm, not BOYのキャッチコピーが印象的)でも思ったが、ゲーム業界は比較広告をすると負けるジンクスでもあるんだろうか?

しかし、カラー液晶にこだわった結果、単三電池6本でわずか3時間*3しか稼働せず、さながらアンビリカルケーブルを切断されたエヴァンゲリオンのような様相を呈したのであります。また、値段的にも不利でした(初代GB:12,500円、ゲームギア:19,800円)。

*3 それに対し、初代GBはアルカリ単三電池4本で35時間稼働。継戦能力が圧倒的すぎる。

結局、GBという巨大な使徒に立ち向かったはいいものの、電力不足に加えてソフト不足にも悩まされた結果、GBの放つ絶対的なATフィールドを打ち破れず、FC、GBに続くサードインパクトを起こすこと叶わじという顛末に至ったのがゲームギアというハードなのです。


同時代に発売されたPCエンジンGT(1990年・NECホームエレクトロニクス)も、PCエンジンのソフトがそのまま遊べるという触れこみで市場投入されたものの、44,800円という価格の高さも手伝ってか、あまり普及しませんでした。

その後も携帯ゲーム機市場における任天堂の牙城を突き崩したハードが出てきていないことを考えると、ゲームハードは機能・デザインをシンプルにしつつ価格を抑え、ソフトで勝負するのが鉄則と言えそうです。


印象に残った携帯ハードベスト3


第3位:ゲーム&ウォッチ マルチスクリーン

malti.jpg

見た目的にはリンクス(アタリ社)などもインパクトが有りますが、DSへのつながりを想起させるデザインが琴線に触れましたのでこちらを取り上げました。

特にマルチスクリーン版「ドンキーコング」は初めて十字キーが搭載された機種でもあり、任天堂のエッセンスを凝縮しているタイトルです。


第2位:N-gage(2003年。Nokia社)

n-gage.jpg

フィンランドのメーカーNokia社が原産の携帯電話一体型のゲーム機。やたらとボタンが多く、ちょっと見ただけでは操作ボタンがわかりません(たぶんテンキーの5がAボタンで7がBボタンでしょう)。

ゲーム機としての機能もアピールされたXperia Playがひっそりと消えていったことを考えると、電話機とゲームハードは相性が悪いような気がします。

ゴテゴテしたデザインの多い海外製のハードの中でもひときわ妖気を放つ機体だと感じました。一応セガやエレクトロニック・アーツもソフト供給してたらしいです。


第1位:LCDメカファイター モビルスーツガンダム(1984年・バンダイ)

gundam.jpg

1980年代前半に多く発売された電子ゲームの一つですが、本来兵器であるはずのガンダムの胴体に電子ゲームを取り付けるという狂気の発想、ハードがガンプラという見た目の衝撃もあり、圧倒的1位として推挙したいと思います。

ちなみに据置きでも「RX-78 GUNDAM」というガンダムの名を関したホビーパソコンがありました。確かにガンダムは現在に至るまで安定した人気を誇るホビージャンルですが、いくらなんでもゴリ押しすぎる気が。


まとめ:携帯ハードは良くも悪くもアイデア商品


本書に掲載されている古今東西の携帯ハードは、どれもメーカーが工夫を凝らして開発・販売してきたのがわかります。しかし、最終的にはアイデアを「絞る」という作業が必要ではないかと感じました。

近年でこそ携帯機のソフトもリッチになったものの、一昔前の携帯ハードは制約が多いというのが常識でしたから、ハード性能やグラフィックに頼らない、おもしろさの核を絞り練り上げたソフト必要もありました。

余計な機能を持たせずシンプルなデザインにし、テトリスなどの簡単で誰もが遊べるソフトが揃っていたからこそGBは全世界に普及したことから、アイデアの重要性がお分かりかと思います。

容量の心配がなくなった今、ゲームのおもしろさとは何かという根源的な部分をゲームメーカーは問い続けていってほしいと思います。







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