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時代ごとのライバル機も勢揃い! 書評:家庭用ゲーム機コンプリートガイド

家庭用ゲーム機コンプリート ガイド
家庭用ゲーム機コンプリートガイド
著:山崎功
主婦の友社

家庭用ゲームハードの歴史は1972年、アメリカのマグナボックス社から発売された「ODYSSEY(オデッセイ)」から始まりました。日本においては、エポック社から75年に発売された「テレビテニス」が始祖とされています。以来40年さまざまなハードが発売されてきました。

今回紹介する「家庭用ゲーム機コンプリートガイド」では、最古のオデッセイから最新のWii U・PS4に至るまであらゆる家庭用ゲームハードが紹介されています。ゲームの歴史を凝縮した1冊と言えるでしょう。

わたしは特別ハードマニアではありませんが、当時の主役機からライバル機、果てはほとんどの人が知らないようなマイナーなハードまで写真付きで紹介しているこの本に、筆者のゲームに対する熱意をひしひしと感じました。

なお、携帯ハードについては別に本が出ているようです。

圧倒的な網羅率に驚き!


この本の驚くべき点は、これまでに発売された数々のハードをほとんど網羅しているところにあります。目次に連なるハードだけでも80種類以上(ツインファミコンなどのマイナーチェンジ版も含む)あります。

周辺機器やカラーバリエーションまで含めればその倍はあるのではないでしょうか。しかもこれですべてではないというからすごいものです。


pcengine.jpg
周辺機器まで含めた全般的な紹介がすごい(写真はPCエンジンとその周辺機器)

これらすべてが写真付きのカラーで掲載されているのもなかなかポイントが高いところです(この本採算とれてるのかな?)。掲載ハードの保存状態も良好で、一体どこから集めたのか、筆者の熱意に頭が下がる思いですね。

わたしもそれなりにハードの名前は知っているつもりではありましたが、「TV-JACK」シリーズや「東芝テレビゲーム」、「チャンネルF」など、初めて知ったハードも多かったです。

巻末に載っているハードの広告も、ハードメーカー各社が商品を売るために知恵を絞ったあとが感じられました。特にセガサターンの広告はインパクトありすぎィ!


saturn.jpg
セガサターンの広告。
この異星人の名前はコーンヘッドというらしい。


セガの宣伝といえば湯川専務の出演するTVCMが有名ですが、セガサターン当時からインパクト重視の姿勢だったようですね。


個人的には70年代に発売されたハードが興味深かったです。この頃のゲームハードは黎明期ということもあってか、独特の形状のハードが多いですし、コントローラーも現在のような十字キーなどは付いていません。

それどころか、ハードとコントローラーが一体になっている上に、パッド型やジョイスティックの形をしているなど、現代からはとても思いつかないような形をしているものも多かったのです。ハードにテンキーがくっついているものもありました。


tvgame.jpg
ファミコン以前のハードはコントローラーと一体になっていることが多かった。
(写真はカラーテレビゲーム6およびカラーテレビゲーム15(いずれも1977年・任天堂))


また、ソフト自体もハード本体に内蔵しているものがほとんどでした。
一部カセット交換式のハードはあったものの、ソフト数は微々たるものです。


このように、芽吹いたばかりの業界特有の混沌ぶりがゲームハードに直に表れているのが見て取れます。このカオス状態から徐々に淘汰が進み、ファミコンという時代の覇者が出てくるわけですね。


ソフトからも進化を感じ取れる


家庭用ゲーム黎明期のソフトというのは、左右に配置されたパッドでボールを打ち合うホッケーのようなゲームが多かったようです。

それがだんだんインベーダーゲームやブロック崩しなど、シンプルながらも熱中できるゲームが生まれ、キャラを動かしてゴールを目指すアクションゲームが生まれ・・・、という風に、ゲームソフトの種類もだんだんと増えていきました。

本書では各ハードの代表的なゲームも紹介されています。カートリッジ交換式を定着させた「カセットビジョン(1981年・エポック社)」あたりから紹介ソフトが増えていき、ファミコン、セガマークIII、PCエンジンなど、時代が下るとともにソフト面でもグラフィックや動きなどが進化していくのがわかります。


mokuji.jpg
ファミコンの代表的なソフト群。
当時熱中した読者も多いことだろう。


ソフト紹介はなるべく多くの情報を入れようとしているせいか、文字が小さめなのがつらいところですが、当時みんなが遊んだ有名ゲームからマイナーハードの意外なゲームまで紹介されており、見ていて飽きることがありません。

マニアとオッサンには懐かしく、若い人には新鮮な気分を味わえることでしょう。


印象に残ったハード ベスト3


第3位:光速船(1983年・バンダイ)

vectrex.jpg

光速船はなんとモニターとハードが一体化したマシンなのです!
米国GCE社の「Vectrex」というハードが基になっています。対応ソフトは全12本。

光速船はベクタースキャン方式といって、CADや航空レーダーなどに使われる座標同士で線を結び、図形を表示する方式で、ブラウン管テレビでは表示ができなかったのです。そのため、光速船専用のモニターが一体となった形で販売されたのでした。

ですが、ハードの大きさや価格の高さ(定価54,800円!)も手伝ってか、ほとんど普及することなく終わったようです。マニア人気は高いらしいですけどね。



第2位:CSD-GM1(1994年・アイワ)

csdgm1.jpg

一見するとただのCDプレイヤーですが、その正体はCDラジカセとメガドライブ、メガCD(メガドライブの周辺機器の一つ)を合体させた、ある意味奇跡のハード。メガドライブは周辺機器・互換機の多いハードで、CSD-GM1はシリーズ最後の互換機。

なんと上下が分離できるらしく、背面をケーブルでつないで使うとか・・・。
いったいどういう経緯でこのようなごった煮感満載の怪物ハード()が生まれてしまったのが非常に気になるところではありますが、ここで言うべきはただひとつ。
セガは未来に生きていた。



第1位:テルスターアーケード(1978年・コレコ社(砂川産業が輸入販売))

terusta.jpg

対応ソフトが4本しかない超絶ドマイナーハード。機体にハンドル、シフトレバー、パドル型コントローラー、光線銃など、当時のビデオゲームの要素が全部くっついており、ゴテゴテした感じがいかにもアメリカっぽい感じですね。

しかしそれ以上に目を引くのはハード形状が三角形であること!(カセットも三角形!)

ゲーム機の基本形は四角形だと無意識のうちに思っている現代人からすると目が飛び出るようなフォルムですね!ひと目で異様だということがわかる圧倒的にユニークな形状が印象に残りました。


まとめ:時代の熱を感じてほしい


通常、我々がゲームを語るときはその時代を制したハード・ソフトを話題にすることが多いです。ですが、その影で後塵を拝したゲームのことも忘れないでほしいのです。

ファミコンが出る以前の家庭用ゲームハードはエポック社がリードしていましたし、ファミコン初期に同じ舞台に上がったSG1000・SG3000(ともに1983年・セガ)、セガマークIII(1985年・セガ)などがありました。

また、ファミコン次世代機として先行発売されるもSFCの前に散っていったPCエンジン(1987年・NECホームエレクトロニクス)、メガドライブ(1988年・セガ)・・・。

そして、現在ではPS、SS、N64しかほとんど語られない中で当時話題を博した3DO REAL(1994年・松下電器)など、輝くセンスを持ちながらも歴史の影に埋もれていったハード・ソフトは多いのです。

次世代ゲーム機戦争などという表現が使われ始めたのはPS時代初期のころだったかと記憶していますが、それ以前にも多数のハードによる闘争は確かに存在し、開発者たちは自分らが覇者たらんとしてハード・ソフト開発に血道を上げていたわけです。

開発者たちが死に物狂いで完成させ、世に送り出したこれらのゲーム機から、開発者の熱、プレイヤーの熱、時代の熱気を感じられるのではないでしょうか。

ゲームハードの情報のみならず、当時のゲーム業界の状況も垣間見える、良書だと思いました。本書の携帯ハード版「携帯ゲーム機コンプリートガイド」も発売されているので今度見てみようと思います。





それじゃ、アディオス!



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