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スマホ版ドラクエのターゲットはゲーマーじゃなくて、「スマホで初めてドラクエに触れる人」だと思う

先日の記事でスマートフォン版DQ1の感想について書きました。
良い点残念な点ありますが、総合的にはおおむね満足しております。
片手プレイができるし、バーチャルパッドへの抵抗も少なくなりました。

前回記事「スマホ版DQ1の感触は上々 片手プレイができることに感動」

しかしネット上の反応を見ている限り、操作性やインターフェースを中心に批判が集まっており、
私が「これいいね!」と思うのとは裏腹に評判はあまりよろしくないようです。
中にはこんなページも。

N-styles様 「スマホ版ドラゴンクエストのここがイヤだ」(2013/11/29)
 私よりもずっと詳しくてわかりやすい批評記事。

最終防衛ライン2様 「スマフォ版ドラクエ1の移動系が酷評されるべき理由」(2013/12/03)
 スマホのゲームの操作体系についても詳しく書かれています。



良くも悪くも反応は大きく、それだけスマホのドラクエに対する期待も大きかったんだろうなと感じるところです。

しかし・・・、一つだけ思ったことがあります。
これらの不満を感じてる人って、昔DQ1をプレイしたことがある人が大半なんじゃないでしょうか?

なぜなら、DQ1は年齢一ケタの子供ですらプレイ経験があるかもしれないからです。
80年代~2010年代のすべての年代でDQ1は発売されてきました*1ので、プレイ経験のあるユーザーが懐かしがってDLしたはいいものの、「コレジャナイ」感を覚えてしまっているのではないでしょうか。

*1 DQ1のリリース展開
FC版→1986年
MSX・MSX2版→1986年
SFC版→1993年
GB版→1999年
ガラケー版→2004年(S!アプリ版は2006年)
Wii版→2011年
スマホ版(今回)→2013年


しかしスクエニの思惑として、昔のユーザーはターゲットじゃあないのではないかと予想します。
もちろん過去のシリーズを遊んだプレイヤーがDLしてくれるのも当然考えてはいるのでしょうが、「本当に取り込みたい層」は「スマートフォンで初めてドラクエに触れる人」もしくは「スマートフォンでは普段ゲームをしない人」ではないかと私は考えています。



 ・ゲームメーカーの永遠の課題:新規層の取り込み

ドラクエは常に「そのとき最も普及しているハード」で発売されてきました。
だからこそDQ7(2000年)はN64ではなくPS1で発売されましたし、
DQ9(2009年)は当時絶頂期にあったDSで発売され、多くのユーザーを獲得してきたのです。

しかしシリーズものの常として、ナンバリングの数が増えれば増えるほど、
今まで手を出してこなかった人はますます手を出しにくくなるというユーザー心理があります。

「前作遊んでないけど楽しめるかな?」「みんな面白いって言うけど自分に合わなかったらどうしよう・・・」そんな思いが頭に浮かんで手を出すのに及び腰になるユーザーは少なからずいるかと思われます。

ネット上でよく見かける意見として、「ゲームメーカーは続編だけじゃなくて新規作品ももっと出せよ!」ってのがあるんですが、実際全くの新しいソフトが出たとして、本当に買うつもりがあるんでしょうか。
例えば最近発売された新規作品としては、カプコンの「ガイストクラッシャー」(3DS)なんかが挙げられますけどどうです?

実際のところ、新規作品が続編モノより売れるということはほとんどないでしょう。
シリーズに手を出したことのない人の持つ心理的障壁*2は思いのほか大きいです。
要するに怖いんですよ、損するのが。「自分にとっては得体のしれないものにお金を投じて、それがつまらなかったら嫌だな」って。

*2 今まで人気シリーズに手を出してこなかった人のシリーズ作品に対する気持ちについては、やまなしなひび様の「シリーズ作品に途中から入る怖さ」(2013/11/25)という記事が秀逸ですので一読なさることをおすすめします。

だからこそ、どこのゲームメーカーも新しいファンの取り込みに苦労しているわけですが、「ドラゴンクエストという誰もが知っているブランド」「無料かつスマートフォンで」プレイできるとしたら、手を出してみようか、って人、結構いるのではないでしょうか?

すでに10代~30代くらいの男性ユーザーには広くドラクエの面白さが伝わっていると思いますので、スマートフォンでの配信をきっかけに、女性や40代以上のオジサマがたにも手にとってもらえたら、というのがスクエニの本音ではないでしょうか。


シリーズファンを大切にするのも大事ですが、熱心なファンだけを相手にしていては人気が先細りしていきます。それはシューティングゲームや格闘ゲームが証明しています。そのため、ゲームメーカーは常に新しいファンを取り込んでいかなければ発展が見込めません。

スクエニとしては、今回の無料配信で獲得したユーザーが別のシリーズ作品に手を出してくれれば万々歳でしょうし、そうでなくとも周りで話題にしてもらえれば自然とドラクエに対する期待も膨らみます。うまくいけば普段の広告戦略よりもよい効果をもたらすでしょう(そういう意味で言えば私もまんまとスクエニにのせられてることになるんですかね)。



 ・ゲームからも初めての人に対する気遣いが見られる

スマホ版DQ1のゲームの作りから見ても、「初めて触れる人」への配慮が目につきます。

前回私が良い点として挙げていた片手操作や中断セーブの機能は、通勤途中や休憩時間に「ちょっと遊んでみるか」って気を起こさせるに必要なシステムだったのでしょうし、マップの見せ方からも、初めての人がゲームに詰まらないよう配慮している面が見受けられます。例えば下図を見てください。

screenshot_2013-12-07_1601.png
ガライの墓への通路が丸わかり

写真はガライの町という場所で、ある重要アイテムが眠るダンジョンが隠されています。赤で囲った部分がそのダンジョンへの通路なのですが、従来の横長の画面ではこの部分が見えていませんでした。
画面右にある扉から中に入り、その中のある部分が通路に繋がっているのですが、昔のDQ1だとこれがけっこう難しい部類に入る謎解きでした。

しかしスマートフォンの縦長の画面になったことで、ダンジョンへ至る通路がはっきり示されるようになりました。これなら昔だったら詰まってやめてしまったであろうプレイヤーもつまづくことなくゲームを進められるのではないかと思います。


screenshot_2013-12-07_1600.png
昔は暗かったところが明るくなっている

また、コンシューマー機では実際に足を踏み入れないと中の構造がわからなかったところがはじめから明るくなっています。これも次にどこに行けばいいのかをわかりやすくするための配慮ではないでしょうか。

また、マイラの村に落ちている「ようせいのふえ」というアイテムに関しては最初から地面が光っていたため、すぐに見つけられました。この分だと、ゲームを進めるのに必須な「ロトのしるし」もはじめから落ちている場所が光っているのかもしれません(まだそこまで進めてないので確証はありませんが)。


このように、スマートフォン版DQ1は初めて触れる人がゲームに詰まらないようにするための配慮が随所に見受けられるのです。もしこれが従来のコンシューマー機をメインターゲットに据えていたとしたら、画面は横長で操作は両手持ち、謎解きも若干の調整くらいにとどめていたのではないかと思います。


もともとドラクエシリーズは「敷居を下げる」ことに非常に意識を傾けています。DQ1からして、当時マニア向けのジャンルと思われていたRPGの面白さや奥深さを伝えるために制作されたものですし、最新作の10でも1人で十分楽しめるゲームにするなど、オンラインゲームの敷居を下げるために腐心したようです。

それと同じように、スマートフォン版のDQ1も、「スマートフォンのゲーム」に対する敷居の高さを和らげるという役割があるのではないかと感じます。



 ・将来的にはスマートフォンで本編配信もあるかも

現時点ではあまり考えられないことですけど、「そのとき最も普及しているハード」で展開するという法則から予想すると、将来的にドラクエ本編がスマートフォンで配信されるという可能性は否定できません。
本編でなくとも外伝作品をスマホメインで展開していくことは十分考えられます。

そのときになってまだユーザーがスマホゲームに抵抗を持っているのか、それともスマホでゲームをするのが当たり前になっているのか、状況次第で売れ行きも全然違ってくるでしょう。
そのため、どうにかこうにかスマホゲームに対する抵抗感を和らげたいというビジネス上の目的から、ユーザーの呼び水とするべく今回の無料配信に踏み切ったのではないかというところで今回の考察を終わりにしたいと思います。



 ・まとめ

・スマホ版DQ1の真のターゲットは「初めてドラクエに触れる人」もしくは「普段スマホでゲームをしない人」でないかと予想

・なぜなら、操作方法はスマホの使い方にマッチしたものだし、ゲームの見せ方も入門者がつまづかないようにできてるから

・将来的にスマホでの本編・外伝の配信まで見据えてるのかもね



じゃ、後は頼んだ。



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